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2004年 12月 18日
本との気持ち
明日が始まるまでに一冊読み終えたい。
選ぶこともままならない日々。

なにに怯え
なにに期待して
誰を待っているんだ。

暇を飼っているんだ。

檻に入れて鎖に繋いだままで
散らかったままの心を片付けることもしない。

どこからでも手を付ければ
少しずつ片付いていくんだろうけど、
その先の完成された部屋の見取り図が
手に入らない。
絵が浮かばない。

だからそっと眠ればいいんだ。
つまったままの鼻をほったらかしにして
君を想う心に暗幕をかざして。

薬が効かないのは内側に抗体が出来ているせいか。

傷をほっておいたから海は広がった。
暗い夜に。

ほんとうはただなにもわからないだけで
怒ったり、悲しんだり、しない。

僕は空っぽでも満たされてもなく。
広がるのはただただ未知数の宇宙だ。

スタッカートうって日々を刻む。
繰り返しは次の小節まで。

この楽譜は最初からやり直しても違う曲になる。
だって僕は楽譜が読めない。

ただただ楽しんで
浮かんでくる音楽を待つんだ。

君にあげたいのは新しい小説。
まだ僕の中にある小説。

朝までの狭間で
誰の為にカーテンを開ける?

君にあげる海で
波がさわいでる。

さわさわ
ざわざわ

朝が来る前に耳をすまします。

さわさわ
ざわざわ

君が去る前に夜を二つに分けて
二人のものにしよう。

おやすみもさよならも飲み込んで
朝を迎えよう。

そして朝が来ておはよう。

君と続きを生きよう。

by pyonjet | 2004-12-18 01:31 | [day of life]


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