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2006年 07月 31日
静かな色
静かな色をしていた

風のない水面

記憶に頼らない風景

明日の予定も

もっとずっと先の予定も

湖底に眠っている

小さな幸せとか

大きな愛とか

よくわからないけれど

あたしはこのままでいいよ

と思った

少し寝不足なのだ

アルミニウムの缶が水面に浮いていた

あたしはそれに向かって小石を投げる

近からず遠からず的の周りに沈み行く小石

投げやりにではなく

かと言って本気にでもない

意識とは遠い所からやってくる力で

あたしは的を見据えていた

カン

そのうちに小石がアルミニウムの缶を揺らした

「ひらめいた」

あたしはひとりごちてみた

なにをひらめいたのかはわからなかったけれど

風が少し吹いた

空の上の方でひばりが鳴いていた

「ひばりちゃんありがとう」

あたしは言って

立ち上がることにした
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by pyonjet | 2006-07-31 19:28 | [day of life]
2006年 07月 26日
「江戸時代」
康子 「ねえ、旦那」
私  「なんだい、お康」
康子 「うなぎでも食べたいねえ」
私  「こう暑い日が続くと体力も落ちるってもんだな」

夏の日照りが続いている。
窓は開いたまま、クーラーが冷たい風を吹き出している。
扇風機も回っている。
時刻は丁度正午になってテレビが笑っていいかどうか問い掛けているが、
二人は真剣な顔つきで素麺を啜っている。
薬味は少なく、葱と山葵だけ申し訳程度に並んでいる。
団扇で扇ぎながら康子は続ける。

康子 「ねえ、旦那」
私  「なんだい、お康」
康子 「川原でスイカ割りってしたことあるかい?」
私  「そう言やもう何年もスイカ割ってねえな」
   「で、どうしたんだい」
康子 「海で冷やすって訳にはいかないだろ」
   「その点、川の水は冷たいしさ」
   「川で割った方が冷たくて美味しいに決まってるよ」

夏は尚も息継ぎなく日照る。
窓は閉まっている。
蝉の声が遠のいていく。
卓にはトマトが転がり込んできて、
口には出せないけれどトマトがデザートに化けないものかと念じている。
そう思ったところで冷蔵庫の中にスイカは眠っていないことは知っている。
キャスターが格差社会について話し始める。

私  「ってやんでえ、ばろちくしょう」
康子 「あんた、そんな物言いやめて頂戴」
私  「すまねえ、何言ってやがるんだい馬鹿野朗この畜生」
康子 「あんた、あたしを馬鹿にしてんのかい」
私  「すまねえ」

夏は否応無く日照る。
西の空の入道雲が形を変えていく。
予報通り行くとこのまま下り坂であるらしいお天道様が山の向こう側で支度を始めたらしい。
夏にはその日照りの分だけ夕立が必要だ。
それにしても暑い。
康子の頭蓋の内側でなにかが沸騰していくのを感じ取る。
危険域に達する前に処置しなくては。

私  「晩飯はうなぎでも食べに行くかい」
康子 「あら、言ってみるもんだねえ」
私  「こう暑いと贅沢をしたくなるってもんだ」
康子 「それならあたしに真珠の一つや二つ買ってくれても
いいんだよ」
私  「ってやんでえ」
康子 「あんた」

夏はいつか翳る。
でも今日ではなさそうだ。
空は次第に黒ずんで行く。
それが雲のせいなのか、
夜のせいなのか、
判断がつかないまま二人は玄関に向かった。

康子 「ところで旦那」
私  「なんだい、お康」
康子 「この話し方って間違ってないかい?」
私  「なんだい、もう飽いたのかい」
康子 「そう言う事じゃなくてさ関係性と言うか、なんだか自分が丁稚の小坊主みたいに思えてくるよ」
「それに、女としても二号さんでさ、逢い引きしてるみたいじゃないのさ」
私  「かてえこと言うなやい、俺だって一度は「旦那」なんて呼ばれてみてえじゃねえか」
  「じゃあ、一丁次から「旦さん」でお願いしていいかい」
康子 「なに言ってんだか、この人は」

康子 「ねえ、旦さん」
私  「なんだい、お康」
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by pyonjet | 2006-07-26 12:39 | [lunchtime column]
2006年 07月 25日
痛い背中
あの日、僕は海に行って

波に掬われた

焼けた肌にも気付かないまま

一日を過ごした

後になって痛み出した背中

後悔を置いてけぼりにして

夏は走る

それから雨

知らない間に夕立が来て 雷

今になって君が居たこと

どんなに振り返っても

見えない地平線

霞む陽炎

痛い背中

夏を焦がして

胸に焼き付けたまま

剥がれてく抜け殻

血を分けた蚊が飛んで行った

彼方の夏に

もう一度さよならして

空に放つ

花火

シュワッ
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by pyonjet | 2006-07-25 21:53 | [day of life]
2006年 07月 25日
貝になる
海ですか
湖ですか

ここどこですか

今ですか
今すぐですか

いまよるですか

貝になりました

閉じて

砂を吐き出します

君という真水

零れ落ちる雫

少し塩味の

少し温かい雫

見つめた先で

見つめられた鏡

あなたの胸に滑り込んで

貝になりました

あたためます

こころ

君に捧ぐ

真珠
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by pyonjet | 2006-07-25 00:43 | [post poem]
2006年 07月 24日
うんざりする
うんざりするざりがに

つられてせかいをみる

おまえのはなさきを

みぎてのはさみでちょきん

みじかくしてまた

もぐるみずたませかい

つかれたみみずはおよがない

とじこもったたにし

みえないしかい どろどろん

そこをかぎわけて えさばにむかう

うんざりするざりがに

つられてせかいをしる

いらないいとをたちきって

もぐるみずたませかい

もうこうなったら

タイにいきタイ
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by pyonjet | 2006-07-24 23:17 | [day of life]
2006年 07月 23日
喉が渇く
今日はやけに喉が渇く

土用の丑の日と言うことで
昼間家族でうなぎを食べて来た。
けっこう毎年ちゃんとうなぎ屋さんで食べてる。
うなぎ好きです。
でも食べ過ぎた。

さっき閉まりかけのイオンに行って
MAC POWER 八月号と
ecology nowと言う雑誌を買って来た。
http://eco-online.org/
エコロジーナウは千円もした。
情報量から言っても高く感じます。

エコロジーをビジネスチャンスと捉えるなんて寂しいけれど
仕方ないのかね。ビジイな勘定しながらの感情論。ロン。

なんだかひどい男だなあって自分で思った。
なにがって訳じゃないけどきっと地獄行きだ。
奥田民生の歌でそう言う歌があることを思い出した。

地獄ってあるのかな
天国ってあるのかな

でも 僕の魂は今世では昇華出来ないだろう

だけどこの世にどんな未練を残したって
死んだらちゃんと もう一度生まれ変わりたい

強欲だろうか?

この世でまだ出会ってない人が沢山いるんだ
うそのない繋がりであなたと結ばれてみたい

今日はやけに喉が渇く

いつもより多く飲み干して潤そう

冷たい 水
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by pyonjet | 2006-07-23 22:31 | [day of life]
2006年 07月 23日
ジャマイカ出張
そして到着ジャマイカ村

着いて最初のバンドは
THE SKA−PHONICSとか言う大分のバンド
コメント残すと厳しいけど一応書きましょうか?
いや、やめときましょう(笑)

で、RISINGTONES!!!
初めて聞いたけどめちゃよかった!
http://www.risingtones.com/
明日ROOMSでやるらしいっすよ!
行っといたがいいんじゃなーーいっ
ヴォーカルめっちゃメロウでいい声
キーボードの方キャラ濃いなーと思ってたら
元ROCKING TIMEだって!
他のメンバーも演奏ピカイチ☆

ほいでまあ、bonobosですわ

言うことなし!!
やっぱいいなー蔡くんの声
昔見た時とメンバー編成が違ってたけど
今はこんななのねってことで
音楽聞かないで馬鹿騒ぎしてた連中は勘弁だけど
いやーいいヴァイブスもらいました

ラストのThank You For The Musicで昇天だったね。

で、bonobos観たら速攻で会場を出て温泉入って
帰って来ました。

楽しい一日でした。

いや、本当に。
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by pyonjet | 2006-07-23 00:54 | [day of life]
2006年 07月 23日
USA(宇佐)
心配してた天気もなんとか回復

のんびり出た割にはけっこう早めに到着

宇佐神宮は三回くらい行ったことあるんだけど
とても気持ちのいい場所

今回はなんと言っても蓮!!!

蓮の香り!!!

蓮の香りって嗅いだことありますか??
すっげえいい香りなの!
初めてあんなに嗅いだよ。
白桃みたいな甘いにおい。

天国の香り。
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by pyonjet | 2006-07-23 00:53 | [day of life]
2006年 07月 22日
かいものかいじゅう(ギター篇)
お気付きの方も多いと思いますが、
わたくし先日ウクレレを購入致しまして、
とは言うもののウクレレは二個目とかじゃなく
8個くらいあるんです。

で、ギターはと言うと
アコースティックギターだけで四本
(一番の愛用器はYAMAHA FG-110と言う旧いギターです)
ミニアコースティックギターだけで三本(うち全く同じの二つ)
ガットギターは一本
エレキギターはちゃんと使えるのは二本
エレキベースも一本

と言う訳で楽器下手なのにどんどん増えていってるんですね
しかも安物ばっかり!

で、ですね。
また一本。。。

いや、これでしばらく買い足すことはないですよ。
もっと言えば売りに出そうと思ってるんですからね。
他のギターを。

今回買ったギターは
HEADWAY HCG-45Rと言うモデルです。
この形は前から欲しかったんです。
ヘッド(先っちょ)の部分のデザインとか
小振りのボディ(ニューヨーカースタイル)とか
木材もローズウッドで珍しいしね。
定価の半額以下で買ったし、よしとしようではありませんか。

ガオーーーーーーーーー
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by pyonjet | 2006-07-22 00:09 | [day of life]
2006年 07月 20日
ロマンス野上様
自分の不甲斐なさに

涙が出る

言い訳だらけ

ごめんね

期待させたんだから

期待に応えなきゃ

時々履違えた靴に躓く

いっそ誰かのカラーに染まって

日の入りでも見てみたい

夕焼け

焼け過ぎて始まる脱皮

掻きむしって手遅れになる傷

湯気がたって

熱い記憶

夜に沈めて

八月に向かう

予報は外れて

広がる晴れ間

月の向こう側で

尻餅つくのは

うさぎ

焼きもち焼くのは

うさぎ

ロマンス野上様

一名入ります
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by pyonjet | 2006-07-20 23:08 | [day of life]