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2007年 02月 28日
気持ちのおれ
おれのきもち

そのきもちのおれ

かんがえること を ほうってしまう

誰のことも 俺のことも

人の気も知らない

01時初の夜行列車は寝台です

そのまま夜を越えて 昼 まで

一日中ゲームの中 街をつくる

プログラムされた都市の構造に

興味を持つ が 嫌気がさす

32MBの0と1の信号で

街の発展も 荒廃も 見る

選択肢は 無数 では ない

俺の気持ち

その気持ちの折れ

曲がり角曲がって

次の直線を知る

気持ちが俺

その気持ちが俺
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by pyonjet | 2007-02-28 01:17 | [day of life]
2007年 02月 23日
春は眠いから
春は眠いからとたか子は縁側で眠る。
たか子は猫である。
「どうしてそんな人間みたいな名前」
私が言うと、
「この子は人間みたいなんですよ」
「どこかおばさんに似ているんです。」
そうヨシヲさんは言う。

その話を聞いて私はてっきりたか子さんと言うおばさんがいるのだと思っていたけれど、
似ているおばさんの名前はきく子だった。

「本日はお日柄も良く、」
朝一番の番茶に口をつけながらヨシヲさんは言う。
「本当に、」
私は朝一番の洗濯物を干しながら頷く。
たか子はまだ布団の上に居る。
人のぬくもりを知っている。

「春眠、暁を覚えず」
ヨシヲさんはそう言って布団の上のたか子を抱く。

「後で川原にでも行きましょうか」
私の提案にヨシヲさんは頷き、新聞紙を捲る。

テレビと言うものがこの家にはない。
それにも関せずヨシヲさんはテレビ欄を念入りにチェックする。
時には赤えんぴつで囲んでいる。

「見たいんですか?」私が聞くと
「いえ」とだけ答える。

一度その赤丸の中を覗いたら「英語・絶望の果て」と書きあった。
英会話で絶望の果てを授業するのだろうか。
出来れば知りたくない授業である。

「お昼に蕎麦を食べたいです。」
ヨシヲさんが言うと、たか子が「みゃあ」となく。
「あら」私は笑って庭を見やる。

梅が芽吹いている。
春は眠いから、好きなんです、私。
夢見ている心地がします。
今も、ほら。
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by pyonjet | 2007-02-23 09:29 | [day of life]
2007年 02月 19日
女王様と応用B
今日は遊園地に行く夢を見て起きました。
行列は賑わい遊具は輝いています。
楽しみだー楽しみだーと先を急ぎ
チケット売り場で財布をさがしてるとこで目が覚めちゃった。

夢占いに頼らずとも神様が教えてくれそうな話ですね。

今度は中へ 遊びに行くのさ

Carla Bruniの新譜「No Promises」が良い感じ。
一曲目なんてJack Johnsonの女性版ってな風合い。
前作も注目されてたけどあまり僕は好みじゃなかったのだ。
でも今度のはずっとずっといいなー
母国語のフレンチで歌ってないのもいいのかもな
僕らには聞き慣れた発語
約束しないまま君に薦めます

未来創作と言う詩の投稿誌を買いました。
出版は嫌いな新風舍ですが。
谷川しゅんちゃんのインタビューがあって
とても素敵。

お金に換える行動をしなきゃ。

役立つことをしなさいと心の執事に言われます。
女王様はプランを練る。

新しい心で生きなさい。
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by pyonjet | 2007-02-19 13:01 | [day of life]
2007年 02月 19日
まるくおさめる
まるくおさめる

しかくいようき

ふぞろいかーどはそのままに

まるくおさめる

ちかづくきんようび

ひとつかーどをきって

きみとおでかけ

やくそくしたよね

やくそくしたよ

まるくおさめる

ちきゅうにのって

たいきをすって

しんこきゅう

あるいてゆこうね

あそびにゆこうね

まるくおさまる

あたまのなかで

ふくらむきたいが

とびだした
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by pyonjet | 2007-02-19 13:00 | [post poem]
2007年 02月 18日
マルクス・イソギンチャク
「マルクスってさ、何した人だったっけ?」

浜辺、砂浜、岩場。

突然、薫(かおる)が聞く。

「どうしてまたマルクス、どうせまた食べ物のことでも考えてたんでしょ」

「あ、なんでわかったのてっちゃん、すごい」

半分口を開いたまま薫はイソギンチャクを突っついている。
今日はライトグリーンの風が吹いた。
今年の冬も身にしみないまま過ぎていってしまう。

「マルクスは資本論とかの人じゃなかった?
資本論の中身もなにした人かも知らないけどね」

「ああ、そうか資本論か、中二の時に読んだな」

薫は変な本を読みたがる。興味のない本を読んで
興味の沸かないまま読み終えて、知らないふりをするのがいいんだと前に教えてくれた。
自分とはまったく関係のないことがこの世界には沢山あって
その存在だけを知りたいのだそうだ。
資本論のなんたるかには未だに微塵の興味もない。
だいたい中二で理解出来る本じゃないだろうし。

「ウメボシイソギンチャク」
今日の目的はウメボシイソギンチャク。
コントに出て来たのだと薫は言った。

冬のはじまりにコントを観たのだ。
それから一週間ずっと「海に連れて行ってください」と頼まれた。
彼女のまなざしに僕も次第に折れ「春になったらね」と約束したのだった。

立春を過ぎ、「春になりましたね」と花の芽よりも先に薫が騒ぎ始めた。
地球温暖化の影響で暦を意識しなくなったのか、
それともそれより前から忘れてしまっていたのか、
どちらだったろう。

春の風が三回も吹いてもう言い訳も効かなくなったので、
今日は薫との約束を守る日にしたのだ。
「せっかくですから、私がサンドウィッチをこしらえますね」
薫はそう言って料理を終え、嬉しそうにワンピースを着、マフラーを巻いた。
「それなんかちょっとおかしいよ」僕が言うと
「まだまだ寒いですからね、首を冷やすと風邪をひくかも知れませんし」
そう言ってえくぼを見せた。
もう少し引き延ばせた筈の約束をポケットに入れ、僕は車を走らせた。

海はやっぱりまだ寒かった。
「寒いです」そう言って薫はダウンを重ね砂浜に下りた。

それから少しだけ砂浜を歩いていたが、
やはり待ちきれなくなって岩場へ向かった。

「ところでなんでまたマルクス」
「ほら、カール。カール・マルクスでしょあの人」

カールで言えばチーズあじが好きな僕とうすあじが好きな薫の差異は
当たり前にささやかなものだ。

ウメボシイソギンチャクは容易に見つかったが、
それがウメボシイソギンチャクである確証は得られなかった。
ネットからプリントアウトした写真と見比べながら、
薫は突っつき続けていた。

「触手をつぼめた様がうめぼしに似ているんですよ」
初見であることを棚に上げ、零れた知識を転がしている。

「で、それなの?ウメボシイソギンチャク」
「たぶん」
薫はそう言って笑った。

「この子はプランクトンを食べるんでしょうか」
僕にともなく呟き、
「さて、私たちもお昼にしましょう」
そう言って腰を上げた。
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by pyonjet | 2007-02-18 18:02 | [post poem]
2007年 02月 17日
Now Showing Your Dreams.
映画「それでもボクはやってない」を観てきました。
http://www.soreboku.jp/index.html

※以下観てない人は読まない方がいいかもです。
 一言:「激おすすめ」です。
 長文でまとまりなく自分メモ程度の文章です。

確かな映画だなと思いました。
監督の管理下に正しく置かれた映画だなと。
演出にしてもキャストにしてもそうです。

「不都合な真実」と言う映画は地球市民におすすめですが、
この映画は「日本人」におすすめです。

意識しようがしまいが、僕達は日本に生きていて
日本の法律の下に生きています。
そのことを身にしみて感じる映画でした。

「裁判」と言うものがどういった進み方をするのか。
留置場ではどの様な扱いをされるのか。
など非常に具体的に描かれています。すごく勉強になる。

僕がもし、同じ立場の容疑者ならば、まず六法全書?にあたるのか、どの法律によって今自分は裁かれようとしているのかを知ろうとするだろうなと考えました。
でも実際に当事者になった時の混乱は想像を越えると思うので出来ないのかも知れません。

Shall we dance?から十年の後にこの映画を撮る周防監督って粋だと思いました。
ハリウッドリメイクで幾ら監督の懐に入ったのかは知りませんが、
絶対にハリウッドリメイク出来ない作品を作るってのが格好良いです。惚れます。

それと今まで映画館に何度も行って初めてだと思いますが、
エンドロール終了まで誰一人堰を断ちませんでした。
(席を立つ?堰を断つ?)
観客はそう多くなかったとは言え二十人以上は居ました。

僕は「私は、『私の仕事』をしてるまでだ。」
と言う社会人に対し疑問を感じます。
それは「私の仕事」をする前にまず人としてなすべきことはないのかと言う疑問です。
「えー、それ私の仕事じゃないし」と言うだけで済むことなら文句はないんですけどね。

警察官は警察官である前にまず人であるべきだし
裁判官も容疑者もそうです、勿論映画の観客もね。

とまあ仕事をしてない私が言えないんですけどね。

今考えるとこの映画は「悪人」を描いてない。
本当に罪のある人は描かれてないんです。
観劇中では意識してなかったことですけどね。

久しぶりに監督の伝えたいこと描きたいことが
「ビシビシ」伝わってくる映画だったな。

あと、僕にはこんな映画今は絶対撮れないってことを痛感した。
責任のある立場と言うのが大の苦手ですからね。
「はて、僕が責任を持てることってなんだろう?」と考えましたね。
「責任を持たないことに関しては責任が持てる」なんて天の邪鬼はやめて、「詩」かな?と思ったり思わなかったりする夜でした。

ちなみにこの日記のタイトル
「Now Showing Your Dreams.」はユナイテッドシネマ映画館で上映前に流れる映像中の言葉です。

僕は僕に夢を見せることができるでしょうか?

おやすみなさい。

ps.今朝火山が爆発する夢を見ました。
なんの暗示かそろそろ一杯一杯です。
あと携帯「P703iμ」に換えました。
う、薄い!!
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by pyonjet | 2007-02-17 01:21 | [day of life]
2007年 02月 07日
ハモニカ

毛布に包まって吹いてみたずら

うーん にゃっ
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by pyonjet | 2007-02-07 23:06 | [lunchtime column]
2007年 02月 06日
泣こう
忘れっぽいな

湿っぽい

乾いていたのは喉でした

心じゃないの?と君は言う

だまらっしゃいな

いらっしゃい

乾いていたのは喉でした

心は海を飲み干した


回るお客を三組見たよ

僕はソファに陣取って

紅茶を啜る 振りをした

騙されないわ 君は言う

気のせいだよともう一度

紅茶を啜る 振りをした


回るお客が消えてった

お代を置いて礼を言い

僕はいつもの街に出る


このまま街を飛び出して

消えてみたいと風が言う


誰の思いを連れて来た?

僕は急いで火を点ける

風は巻かれた煙に乗って

向こうの港へ消えてった


忘れっぽいな

湿っぽい

乾いていたのは喉でした

心じゃないよと言い聞かせ

慌てた眼鏡に手をやった
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by pyonjet | 2007-02-06 23:20 | [post poem]
2007年 02月 05日
したい
「セックスしたい」と彼は言う。

それで私は「死体」になって、
ベッドにそっと横になる。

「好きだとか嫌いだとかじゃ付き合えないんだ」
と彼は言う。

私はそのことがもう「どっちでもよく」なってきている。
「どっちでもよい」と言うよりは「どっちでもわるい」
の方に傾こうとしているのかも知れない。

人は皆、なにかを天秤に掛ける。
私は「不幸」よりは「幸せ」を欲しているし、
彼は「貧乏」よりは「贅沢」を欲しているし。

昔はそんな天秤の掛け方が近ければ近い程一緒に上手く暮らせるの
だと思っていたけれど、最近じゃ遠い程上手くいく気もしている。

私は優柔不断なのだ。

彼は時々その事を「ユージュー」と言うけれど
私はそれがとても嫌いで、彼が言う度に言わない様に注意する。

本当に嫌いな事を決めるのは易い。
本当に好きな事を決めるのはそれよりも少し難い。
だけど問題は「どっちでもよい」事がなによりも多いことなのだ。

実際、曖昧な私の返事に、行き場をなくす彼の相槌だって
本当は「ユージュー」だ。
でもそれを彼に言った事は、ない。

私は「機嫌」を天秤に掛ける。

彼は「問題の解決」を天秤に掛ける。

「また、したい」と彼は言う。

そして私は天秤を壊す。

揺れているものが一斉に止まって、

少しずつなにかが近付いて来る。

それは私の中心に入っていって、

そこでなにかが息づく。

呼吸を続けて、大きくなっていく。
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by pyonjet | 2007-02-05 13:11 | [post poem]