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2011年 09月 27日
ネルスの森
森に行こうと君の手を引く

眠い眼を擦りながら君は「今から?」と問う

やり残したことを思い出したんだ

目印を付けておいた場所まで

探しに行こう と僕は答える

いつもならそこで「明日にして」と終わるはずだったんだけど

珍しく君が「いいよ」と言ったので少し驚いてしまった

森へ向かう

森の夜は静かだと思っていたのに

夜が活動期にあたる者達が沢山居て賑やかだった

奥に切り株を見つけ腰掛けると

張りつめた空気が澄んで行くのが分かった

僕が間違ったことを言い出すのを待ってるみたいに

木々の節々が見つめてる気がする

空の星々は黙ったまま小さく 煌めいてみせる

この森を抜ければ 海へ出ることを

僕も君も知っているんだ


ネルスの森は言葉の森

夜のネルスは賑やかだけど

まとまりなく鳴いて

一つに成れない

ハミングバードが言ってたよ

朝を待ちなと言ってたよ


だから僕は思いもそのままに残して

眠ることにしました




[2006年08月14日に書いた詩]
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by pyonjet | 2011-09-27 20:55 | [post poem]
2010年 12月 06日
遠い日
集めた貝殻をもう一度海に還した

砂浜に消し忘れた伝言があって

僕はそれに手を合わせた

君は珍しくスカートを履いている

太陽が色を変え始めた

終わりと始まりが波打つ浜辺

短い筈の季節が足踏みをしている

静かにしていると

満たされてしまう

目を細めて君に

君に追い付く

始まりと終わりが

沖に出て行く

僕も君もまた一つ

貝殻を拾う
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by pyonjet | 2010-12-06 01:29 | [post poem]
2010年 11月 25日
[詩] 愛しの君とレム睡眠
「変わってよ、変わって」

君はそう言って、チキン頬張った。

今開いたドアに駆け込むっ

眠りについたのか

ついてないのか

わかんないくらいの時に、動いた。

天井を見ていた。

君の寝息、気にならない、愛しさ。

僕の頭は何故かフル回転。

さっきから今日仕入れたコンピューターの話題でぐるぐる。

そのまま夢に堕ちて、
いくつかの夢の話、
聞かせて。

僕の朝。
+
君の朝。
=
ウェイクアップ笑顔。
-
君の低血圧。

全部メモリーに記憶。

抱き締めて二度寝。

それはレム睡眠。

愛しの君とレム睡眠。
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by pyonjet | 2010-11-25 01:18 | [post poem]
2010年 09月 22日
中に
中に愛があって

君も孤独を知ってる

僕はと言えば上の空

遠い八月を見てる

低気圧は憂鬱を連れて

欠陥を浮き立たせる

振り向いたら見た事のある人が立っている

でも名前を思い出せない

このままそっとこんな風に

蓋をしていけたらいい

思い出は定期預金に預けて

スピーカーの向こうで海が鳴ってる

遠く見えるフェリーが立てた波が

砂浜に寄せる

運命もきっと微笑んでる

絶望と書いて さらえ波よ

中に孤独があって

君も愛を知ってる

一人じゃないとは口にしない

でも二人だよ 僕ら
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by pyonjet | 2010-09-22 16:43 | [post poem]
2010年 07月 25日
秘密
秘密はいつも僕の中にある

誰にも触れられない箱の中にしまってある

周りには厳重にウソを塗って

言い訳で覆ってある

誰にも分からない様に

本当と同居させてある

誰にも気付かれない様に

その周りに嘘をバラ撒いてある

そう

それでも僕だけは気付く

僕の秘密を

僕は知ってる
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by pyonjet | 2010-07-25 17:34 | [post poem]
2010年 07月 06日
もうねなさい
もうかりまっかと
うさぎさん
ねぐりじぇすがたであらわれた
なんでやねん
さるとぶみぎて
いぬはほえ

もろっこあたりの
うんてんしゅ
ねぐせのまんまで
なやみます
さどんりー
いふ ゆー しぃんく そー

もうひとつ
うすあかりのなか
ねがうことがある
なっしんぐねすじゃない
さいこうのさあいこう
いっしんにいっしょに

もはんかいとう
うそつききょうし
ねるおくすりで
ないといんべっど
さみしがりやの
いつでもどこも

もーるすしんごう
うるおぼえ
ねるねるねるねと
なみうつあいず
さいかいしましょ
いつかまた

も う ね な さ い
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by pyonjet | 2010-07-06 22:32 | [post poem]
2010年 05月 04日
飛ばされて、行け。
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真実なんて、からくりは、ない。

ちょっとした発熱で死をつぶやけるぐらいに純粋でいたい。

台所に助けを求めて。

許しを求めることは不幸じゃないだろ。

いつだって、どこへだって、行ける。

そのまま海に抜けて波にのまれろ。

飛ばされて、行け。

想いも、なんもかんも。

理想だって捨てないでやれ。

ちょっとした発熱で詩をつぶやけるぐらいに純粋で痛い。

真実だから、からくりは、ない。

知ってるだろう。

飛ばされて、行け。

9の倍数は全部。
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by pyonjet | 2010-05-04 00:09 | [post poem]